ビルメンテナンス、設備管理業に転職を考える方は耳にした事があるだろう4点セットについて書いてみます。設備員はなにかの専門家ではないですが、建築設備の多くの知見を求められる様に思います。
4点セットとは ①第二種電気工事士 ②2級ボイラー技士 ③危険物乙4 ④第三種冷凍機械の事を一般的に指すようです。
この中でも重要なものは第二種電気工事士です。私が工場を退職し、設備管理の仕事を探して、今の会社に連絡をしたとき「未経験の方は・・・」と電話を切られそうになったのですが、電気工事士をもっていますと言った所、書類選考にすすむ事ができました。
まず、最初に取得してしまいましょう。その他の3点は追々でいいと思います。
これは、おススメなのですが、第二種電気工事士をとったあと、講習を受けて「認定電気工事従事者」の資格をとってしまうと良いと思います。これは、自家用電気工作物の低圧限定免許のようなものですが、だいたいの現場が高圧受電の自家用電気工作物に該当するからです。
最近はもう一点、「消防設備士乙4または甲4」も推奨されています。4類は感知器や受信機といった設備で、電気工事士は工事も出来る甲種の受験資格としても使えます。ただ、5年おきの講習会が義務づけられているということを考慮する必要があります。
設備員に求められるスキルの補足をしますと、挨拶や電話対応が出来る多少のコミュ力・多少の地頭の良さ・多少の器用さなど・・・です。
私は、冷凍機をまだ取得していません。電験3種のあとかなと思っています。
電験3種、エネルギー管理士、ビル管という「三種の神器」というものがありますが、現場を覚えて、徐々にステップアップしていく事をおススメします。
では、また。ご安全に!